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無気力な人をどう動かすのか。こりゃ社会問題だ…就職氷河期世代問題にアラフォー男が向き合ってみる。

無気力な人をどう動かすのか。こりゃ社会問題だ…就職氷河期世代問題にアラフォー男が向き合ってみる。

厳しい時代を生きてきた人達

就職氷河期の世代についてどんなイメージがありますか?就職氷河期(ロストジェネレーション)世代は確かに大変な時代であったとは思います。

やはりその原因は絶対的就職難につきます。
高度成長期が終わり、バブルがはじけ団塊の世代により沢山産み出された数多くの子ども達。人の数が多いのに就職先は少なく、路頭に迷う。

卒業して行き先もなくどうすればいいのかと、頭を痛めたことと思います。当時は今のようにフリーランスや独立、起業というよりも企業に就職し、会社に身を捧げ、コツコツと積み重ねていくという働き方がスタンダードでした。

新卒採用を逃したロストジェネレーション達は中途採用でもなんとか、と求職を続けますが求人においては新卒が人気の時代。あとの世代が就職活動で押し寄せてきます。熾烈な就職戦線。

その時代の狭間に挟み込まれた世代。

※あらかじめ先に説明しておきますが、就職氷河期世代のすべてに当てはまる話ではありません。あくまでその世代で困った状況になっている方の話となります。

引きこもりになる人も

そんな社会情勢のなか、生活がままならなくなって生活保護になるかと思いきや、ロストジェネレーションの人達は生活保護ではなく引きこもりになる人が増えました。

なぜなら、高度成長期を支えバブルで貯えを作った団塊の世代が親だからです。裕福な家庭は増えていました。そんな中就職難で就職が出来なくても、親の支えは強力で暮らしていくことができたのです。

当時は受験戦争がピークを迎えるほど加熱していて、学生時代に沢山勉強をした頭のよい人たちも多かったのも実状です。立派に社会にでた人ももちろん数多くいます。就職氷河期世代のすべてが恵まれてないという話ではなく、その世代に社会に取り残されてしまった人達が一定数いるという話なのです。

そして時は流れ時代は変わりました

そんな中、今年になって政府主導で就職氷河期世代を名指しで救いましょうという施策が打ち出されました。どういうことなのか。

政府が就職氷河期を支援します

厚労省のHPより。
就職氷河期世代の方々への支援のご案内|厚生労働省厚生労働省では、雇用環境が厳しい時期に就職活動を行い、現在も様々な課題に直面している方々の、一人ひとりの状況に応じた支援をwww.mhlw.go.jp

この厚労省の告知を見て、自分がジャスト当てはまってる…と思われた世代の方もいると思います。この世代でない方はこの支援は何なのかよく分からない方もいると思います。そしてなぜ今なのか。

コロナ蔓延の影響により、働き手である外国人人材は入国制限され、日本国内の労働力の確保が難しくなったという現状があります。そこで政府はこの「就職氷河期世代の就職支援」プラス「労働力確保」としての一石二鳥をねらっているのです。

困っている就職氷河期世代を
3つに分類した

厚労省は支援を打ち出すに当たって、困っている就職氷河期世代の人達を3つのカテゴリーに分類したようです。その3つがこちら。

▼不安定な就労状態にある人
今の仕事を見直したい

▼無力の状態にある人
働くための準備がしたい

▼社会参加に向けた支援を必要とする人
社会とのつながりを持ちたい

困ってる度合いによって対策していこう!と言うことのようですが、ここでいくつか疑問です。

不安定な就労状態にいるということは働けてるけどうまくいってないことを指すと思います。例えば非正規労働者(アルバイト)などは不安定と考えてもよいでしょう。

このカテゴリーは働くつもりがある(意欲がある)のでそれほど問題は大きくないと思います。

問題なのは無力状態にある人と社会参加がままならない人達です。このカテゴリーの人達は、精神的な問題を抱えている可能性が高いと思われます。

表面上の支援で彼らが動き出すのでしょうか。

支援を受けるステージに行くことが難しい

この無力状態の人達はそもそもが無気力なために、いくら支援しようとしても、支援を受けるまでに到達しない可能性が高いと考えられます。家から出ない、人と交流しない状態に長年いると、さらに孤立化は加速し、社会からはぐれていきます。

支援しますよと言っても、問い合わせをするのは無気力な人達なので、そのような人が自ら支援してくださいと申し出ることが多くないと思います。

また、劣等感を抱え込んでいる可能性もあります。周りの同世代の人達や同窓生がいわゆる「リア充」という場合はなおさら社会的に出てこないでしょう。

とても根が深い問題です。どうすればいいのか。

人材派遣・紹介企業が動けばいい

この問題を解決するために一番近しい職種が人材派遣・紹介業です。これらの企業がこの社会問題に革新的に取り組むことができれば、少しは就職の支援はできるとは思います。

それこそコロナで時代が変わりリモートワークが定着しつつある今、社会にでなくても自宅で作業をこなすということはできます。もちろん、相応のスキルを持っている場合に限りますが。

スキルさえあれば会社になんて行かなくていい

しかしながら、おそらく無気力な人達に対しては限定的な影響しか及ぼせないでしょう。無気力な人を動かすことはとても難しいことなのです。

人材派遣・紹介企業でも
対応できないケースは?

ここからは私の支援事業への提案です。
人が無気力でなにもやる気がないとき、どうすればいいのか。家族が言っても動かないなら政府が支援すると言っても動かないでしょう。そうなると答えは限られていそうです。

彼らを動かしマインドを変える為の効果的な方法は

環境を思いっきり変える

ということではないかと私は考えています。政府や人材派遣・紹介企業はこの環境を思いっきり変える支援をする事で、無気力な人達の気力を取り戻すチャンスを与えることができます。あくまでこれはチャンスです。

変わるのは本人次第なのでどんなに支援しても本人のマインドが変わらなければ、立ち上がることはできません。目先のハローワークや支援セミナーで変わるのならなにも苦労はありません。

環境を変えるって簡単にいうけど
どうすりゃいいのよ?!

私は東南アジアに住んでいます。これがヒントです。
無気力な人たちを生み出したのは日本という社会環境です。もう私の答えが見えてきましたね?

海外に行き思いっきり環境を変えてしまうのです。

日本社会のしがらみ、人間関係、すべての環境が変わります。行くだけで変わるのです。簡単じゃないですか?日本という社会環境からの脱出です。

そうはいっても、仕事どうするのとか、言葉どうするの?とか問題はありますが、それを支援すればいいと思うんです。まず必要なことは無気力マインドを変えること。仕事は二の次です。マインドが変われば仕事への意欲が出てくるでしょう。

無気力な人たちは自らが働かなければ生きていけない環境に行くことで、その錆びてしまった体に活力が戻ると私は考えています。

就職氷河期世代の困っている人たちに、とりあえず海外に行っちゃおう。と言うことをアドバイスしたく思います。

新しい環境に行けばわかるさ!
You!!いっちゃいなよ!

なんと無責任に!と思うかもしれませんが、このくらいの環境変化が必要です。生半可にやって効果のでない税金を使うよりも、刺激の強い施策に思いっきり梶を切ることが功を奏すると考えます。

この劇薬療法を実施すると決断さえすればプランニングは難しくありません。我こそは!とお考えの人材派遣・紹介企業の皆様、ぜひ就職氷河期世代で無気力に困っている人達を救うべく、立ち上がってください。

しっかりとビジネスにもなるでしょう!

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