がんばらなくていいよ
現代社会は多くの問題を抱え、人々の心を疲れされる情報が多く溢れかえっています。情報過多、人間関係、社会不安。多くのストレスが蝕み、日々多くの不安を抱えている人も多いでしょう。
ストレスは鬱を引き起こしたり、社会的弱者は仕事も手に着かなくなり、引きこもりになるという話も聞きます。
そんなとき「がんはらなくていいよ」という優しい声がけをしてくれる人がいたり、指南書でも頑張りすぎは禁物ですよ。リラックスしてマイペースでね、と心を和らげてくれることもあります。
しかし今回の話はそんな心を和らげる話ではありません。
ストレスで病んでいたり、苦しんでいる人達にはどちらかというと酷な内容となりますので、とばしてもらってもよいのですが、場合によってはこの記事が苦境から立ち直るための助けになるかもしれません。
この記事の対象となる人は「頑張りたい」「成功したい」「人よりも一歩も二歩もリードしたい」そして「苦痛を快感に変えたい」そんな想いを持っている方の為の記事です。
そんな方の為に脳の力を解放し、よりスピーディに成果を得る可能性を脳の分析により説明していきます。
苦しみは脳で感じる
苦しいときの状況や苦痛の大きさは人それぞれで様々です。まずこの苦痛を感じるという感覚は脳で感じていることを学んでいきましょう。苦痛にもいくつか種類があります。
①身体的な苦痛
例えば殴られたり、たたかれたり身体的な苦痛を味わうことがあります。また、辛いものを食べることも身体的な苦痛だったりします。これらの痛みは脳で感じています。
②精神的な苦痛
身体的な痛みではなく精神的な苦痛もあります。いじめにあったり、やりたくないことをやらされていたり。好きでもない人と一緒にいたり。様々な精神的苦痛があります。
そして苦痛にも外的な要因でもたらされる苦痛、自分自ら追い込む内面的苦痛もあります。
(A)外部から与えられる苦痛
外部から与えられる苦痛は他人からあたえられたりもしますし、災害や事故などにより苦痛を味わうこともあります。これらは外的要因による苦痛です。
(B)内面的な苦痛
さらには自分によってもたらされる苦痛もあります。例えば断食をすることで苦痛を自ら味わったり、スポーツの練習で自らを追い込んだりする苦痛は内面的な苦痛となります。
以上のように苦痛でも様々な種類の苦痛があり、その苦痛を外から受ける場合も、自分自らが課す場合もあるのです。
痛みはモチベーションを生む
さて、そんな様々な苦痛ですが、時と場合により、苦痛はモチベーションを生み出すことがあるのです。いくつかわかりやすい例をあげてみましょう。
・青汁
例えば皆が苦くて飲むのをためらう「青汁」という飲み物があります。青汁を飲むことを苦痛と感じる人も多いとおもいますが、知らす知らずのうちに青汁を飲むことが楽しくなってきたり、快感に変わる人もいるようです。
・激辛料理
また、激辛の食べ物を食べるときも普通は辛くて苦痛を感じますが、これが病みつきになり、辛いものを食べることが快感に変わる人もいます。
苦いものを飲みたい。辛いものを食べたいという脳の働きはモチベーションが生まれているからのことなのです。
この痛みに伴うモチベーションは身の危険が無いことを脳が認識したときに生まれてきます。
もし、激辛すぎて食べたら死んでしまうという危険があればモチベーションは生まれてきません。
もう一つ例を上げましょう。
・スカイタイビング
スカイタイビングも同じ類いです。普通は高いところから飛び降りるという行為は身の危険を感じ、苦痛な行為です。
しかし、きちんとパラシュートが開き無事に生還できることがわかれば脳は安心し、その苦痛に対するモチベーションが生まれる。というメカニズムなのです。
極度に危険なものではなく適度に身の安全が確保できる苦痛はモチベーションを生む
痛みを和らげる化学物質には
快楽性があると考えられている
脳の中では痛みを感じる際に痛みを和らげようとする化学物質が放出され、その化学物質に快楽性があるといいます。
おいしい、気持ち良いことによる快楽物質に加え、痛みを和らげる快楽物質が脳や身体内に放出されるために、より快楽性が高まると推定されているのです。
この快楽物質はわかりやすくいうと、麻薬のようなものなのです。
苦痛によって快楽物質が放出されモチベーションになるプロセスは下記のような流れです。
①危険性のない適度な痛み
②脳内で快楽物質の放出
③痛みに対する快感
④病みつきになるモチベーション
よくDV(ドメスティックバイオレンス)の話を聞きますが、DVを受けたらすぐに遠ざかればいいのですが、なかなか遠ざけることが難しいと言います。
これも苦痛から生み出される快楽物質によって、止められなくなっていると説明することができます。
苦痛なことは分かっているが、死に至る危険がないものに関して、脳は慣れていき、それを快感と感じるためになかなか離れることができないということなのです。
苦痛から生まれるモチベーションを
自分でコントロールする
もしあなたがこの苦痛から生み出されるモチベーションをコントロールする事ができれば、大きなパワーを持つモチベーションを成長に繋げることができます。
しかしながら、精神的に弱かったり、苦痛の取り扱いに慣れないのに苦痛を感じることによって、より精神を悪化させることがあることには注意しなければいけません。
苦痛をコントロールするためには、苦痛を克服し、快楽という原動力を得たプロセスの体験が必須になります。
その体験は脳と体に刻み込まれ、苦痛を受けそれをパワーに変えることができると自分自身が理解できるようにならなければいけません。
つまりは苦痛を経験していかなければコントロールができるようにはならないのです。
苦痛に耐えること、苦痛をコントロールすることは、成長を加速させる。 自分で決めた苦痛、自分で決めた苦しみは、自分自身を強くする。
今現在苦痛を味わっている人もいると思います。これから大変なことにチャレンジしようとしている人もいます。
苦痛だと感じたとき、それをチャンスととらえ成長に繋げるモチベーションを得ることができたとき、あなたの成長は飛躍的に伸びていくでしょう。
今まさに、苦しんでいるみなさんの参考になれば幸いです。
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今日も読んでいただきありがとうございました。
東南アジアより、えむさんでした。
またお会いしましょう: )